京都の灯篭イベントにて、繊細な透かし絵柄をエッチング加工にて表現
田内設計様 加工事例
業種:設計事務所
エッチング加工の特徴を活かし、細かな京小紋を再現しました。
また弊社のバリのない製品を高くご評価いただきました。
依頼詳細
ご依頼いただいたきっかけ
2013年10月25日~26日にかけて京都で開催される「岡崎ときあかり~あかりとアートのプロムナード2013」で使用する灯篭の透かし絵柄の製作をご依頼いただきました。
元々京都のお得意様先で部品のエッチングや記念品のエッチングの受注をいただいているところからのご紹介で、灯篭の透かし絵柄をエッチングで作製できないか、とご相談をいただいたのがきっかけです。
課題
当初、お客様は灯篭の透かし絵柄をレーザー加工にて作製しておりましたが、製品にバリが発生しており、あまりきれいに見えない、とお困りのご様子でした。
京小紋は全体的に細かな模様が入っており、また、派手な柄により華やかに見えるのが特徴ですが、レーザー加工ではその繊細な模様を上手に表現するのが難しいようでした。
そこで弊社のエッチング加工で、京小紋の繊細さが表現出来ないか、とお話をいただきました。
エッチング加工でしたらよりきれいな灯篭の透かし絵柄が作製可能だ、という判断になり直接お取引させていただくこととなりました。
実績
まず、お客様から江戸時代の京小紋に関してデータ化されているものをいただき、弊社にて原版を作製させていただきました。
その原版を元にエッチング加工にて灯篭の透かし絵柄を作製させていただきました。
工場よりファクター指示(補正値)をもらう際に、弊社で設計したデータではないので、最小開口部の把握(チェック)に手間取りましたが、貫通が難しそうな部分を把握し、工場側との念密な打ち合わせを行うことにより良い製品が上がったと考えております。
エッチング加工は、微細で複雑な形状も得意としておりますので、京小紋の細かな部分まできれいに再現することが出来ました。
またエッチング加工では、バリやカエリが発生することもありませんので、お客様が悩まれていた、バリによって灯篭の透かし絵柄がきれいに見えない、という点も改善されました。
エッチング加工で作製した灯篭の透かしは光がやさしく見えるそうです。お客様に大変ご満足いただけ、私たちも嬉しく感じております。