メタルスキージ
メタルスキージは、メタルマスク上に半田ペーストを広げていく際に使用する金属製のへらです。メタルスキージはウレタンスキージに比べて、半田ペーストのえぐりが少なく、シャープなエッジ特殊加工により、高精度、均一な掻き取りを可能としました。また優れた耐久性を持つため寿命が長く、コストパフォーマンスにも優れたスキージです。
製品概要
ステンレスブレードのメタルスキージ
当社では、基板表面実装(SMT)のクリーム半田印刷、封止樹脂の印刷など、高粘度ペーストのメタルマスク印刷に有効なメタルブレードスキージをご用意しております。
- SMT用の素材と同質(同程度)のSUS材にて、ウレタンのラバースキージ同サイズの仕上げです。
- ブレード表面はSUS鏡面仕上げと、テフロンめっきコーティング仕上げの2種となります。
- テフロンめっきコーティング仕上げは、ペーストの滑り、離れの対策となり、同時にローリング性を向上させます。
メタルスキージの特徴
SUSブレードの弾力性を利用し、メタルの開口部にペーストを押し込む力が生じ、ファインパターンの対応及び厚物メタルの対応性が向上。
印刷ペーストの頂部が平坦化される。
その他の特徴
- 大きな開孔部においても、スキージのたわみが無く、スキージ自体によるペーストのかき出しが少ない。
- SUSブレードの磨耗が少なく、長寿命。
- サイズをウレタンと同じにして互換性をもたせた形で使用する。
- 低価格である。
装着方法
- 「Aタイプ」はウレタンと同じ位置でブレードがマスクに接触。
- 「Bタイプ」はウレタン厚の半分ずれた位置がマスクに接触。
- L寸法をウレタンスキージ幅と同一、又はプラス0.2~0.3mmとする。
ユーザー様へのお勧め
- 既製のスキージホルダーでは、ウレタン先端部の出ている長さが短い為、SUSブレードの湾曲が少なく、ペーストへの下向き圧力発生が少なくなり、特徴が充分に生かされません。適正な長さとしましては、約8ミリ程度の出が良いと考えます。
- 上記の解決策としまして、(2)をお勧めいたします。
- メタルスキージ専用のアルミホルダーを別途に製作。
- 既存ホルダーをお貸し下されば、最適ホルダーを設計製作いたします。また、メタルスキージもそれに合わせてご用意いたします。
- SUSブレード先端部にエッチングにて溝を入れ、湾曲を容易にして先端の短い出に対して対応させる。
製品略図
お打ち合わせにて、最適なご提案をし、御見積させて頂きます。
小回りの利いた素早い対応にて、お客様にご満足頂いております。