フォトエッチング

エッチング加工では、目的とする加工形状にマスキングによる防食処理を施した上で、エッチング液などの腐食剤によって不要部分を除去する事で目的の加工形状を得ます。フォトエッチング加工では、上記のようなエッチング加工技術に、PHOTOつまり精密な写真技術・精密画像技術をマッチさせた精密加工技術です。

加工概要

エッチング製品の特徴

  • バリのない精密な加工が可能
  • 貫通加工だけでなく、任意の深さのザグリ加工も可能
  • 高価な金型代が不要で、試作から中量産まで対応出来ます。

サイドエッチと露光用原版画像のエッチングしろ

エッチング加工では素材を化学的に溶かして除去するため、実際の加工仕上り穴径は、レジスト膜の穴径より大きくなります。このレジスト膜穴径と実際の仕上がり穴径の差を補正する余裕分を「エッチングしろ」といいます。露光用原版の製作(アートワーク)にあたっては、このエッチングしろ分を見込んで設計しなければなりません。

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工程のあらまし

エッチング工程では、加工する材料、加工液(エッチング液)の種類、粘度、濃度、温度、使用する加工装置などにより、加工断面形状や寸法が変化します。これらの条件を変えることで、加工精度やスピードを調整することができます。

※フォトエッチングの工程はこちらをご参照ください。

加工限界と精度

一般にエッチング法による加工限界および精度は、加工素材の厚さに左右されます。
加工限度は素材の厚さ程度、寸法精度は材料が薄くなるほど向上します。

加工断面

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加工限界(1)

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加工限界 最小D寸法 実用最小D寸法 実用最小W寸法 DW精度
0.05mm未満 試作で決定 ±0.02mm
0.05mm未満 試作で決定 ±0.02mm
0.1mm ≒1.0T 0.1mm ≒0.5T ±0.02mm
0.2mm ≒1.0T 0.2mm ≒0.5T ±0.02mm
0.3mm ≒1.0T 0.3mm ≒0.5T ±0.03mm
0.5mm ≒1.0T 0.5mm ≒0.5T ±0.05mm
0.8mm ≒1.0T 0.8mm ≒0.5T ±0.08mm
1.0mm ≒1.0T 1.0mm ≒0.5T ±0.1mm

加工限界(2)

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寸法公差

板厚 加工精度 ピッチ精度~50㎜以下 ピッチ精度~300㎜以下 ピッチ精度~500㎜以下
0.05㎜未満 ±0.02mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.05㎜ ±0.02mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.1㎜ ±0.02mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.2㎜ ±0.02mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.3㎜ ±0.03mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.5㎜ ±0.05mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
0.8㎜ ±0.08mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm
1.0㎜ ±0.1mm ±0.02mm ±0.05mm ±0.1mm

エッチング製品

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お打ち合わせにて、最適なご提案をし、御見積させて頂きます。
小回りの利いた素早い対応にて、お客様にご満足頂いております。

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