エッチング手法を用いて微細な加工を行い、衛生面にも特化したサニタリー製品(メッシュフィルター)を作製しています。

サニタリー製品(メッシュフィルター)をフォトエッチング加工にて製作

サニタリー製品(メッシュフィルター) 加工事例

業種:化粧品工場、食品工場、造船関係など

衛生面を必要とするトイレ・洗面・入浴などの水まわり空間などで使われている、洗浄器のフィルターや工場ラインのフィルターや分別用の篩などを、エッチングの手法を用いて微細な加工を行い、材質は錆びにくいステンレスの素材を使い、衛生面にも特化したパーツを作っています。

依頼詳細

顧客からのご要望について

顧客からのご要望も様々で、化粧品工場・食品工場・造船関係からのご依頼が多くあります。
大きさは外形Φ10~20ぐらいのものが主流です。
また、研究過程の試作品は様々な開口径のため、多品種作成することもあり、納期面も問題なく、レスポンス良く行わせていただいています。

フォトエッチングで作製するメリット

パンチングメタルの手法では作りにくい図形も、フォトエッチングの手法のCADの工程によって、様々な図形(多角形・千鳥配列・ハニカムなど)も作製できるようにしています。
また量産の需要も多く、年間6万個ぐらいの生産でも対応していけるようにしています。

フォトエッチングで必要不可欠なCADで、技術的に得意なことや工夫していることは、指定エリア内に同一パターンを自動で配置することができるため個数の計算が不要となり、エッチング補正値が一律であれば一括処理できる点です。それによって、作業時間の軽減が可能となったり、正確性が向上するようになりました。

また、一部の顧客からは、開口面積の算出要請も特別なソフトで即対応しております。最初から全てがうまくいったわけでなく、当初はブチッジ形状も定まらず、幾度となくテストを繰り返したことにより、今ではルール化できた形状で複数のオペレーターで処理できるようになりました。

エッチング作製で気を付けていること

CAD・加工で苦労する点は、製品形状が各々異なるごとに適切な箇所にどのようなブリッジを設けるか検討することが難しく、ある意味センスと経験が必要になるところです。
そのため、CAD部門と加工部門の仕様確認・情報の共有が重要となってきます。

エッチング作製に関しての注意点は、下記にあげられます。
開口の大小・均等化など、要望に応えられるように、材料の適正サイズを思案しドライフィルムを数種類使い分けています。重点の一つには、材料とドライフィルムの密着があり、別途作業(へアラインなど)を実施することで強化します。
露光時は製品デザインや使用ドライフィルムによって、露光値の適正数値を算出。
エッチング前にはパターン形成検査を測定機で行い、エッチング時には薬液管理を行い、最良な状態で作業し、図面通りに仕上げています。
そして検査では、拡大ルーペを使って外観検査を実施し、測定機で開口の検査をしています。

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